2016年12月17日土曜日
簿記3級 現金仕訳解説
一番よくつかわれる勘定である現金を誰でもわかるように解説していきます。
仕訳の時に左を借方(借)左を貸方(貸)といいのが仕訳の基本です。(前回説明したか覚えていない)
借方に現金勘定が使われている場合、現金(資産の増加)です。
貸方に現金勘定が使われている場合、現金(資産の減少)です。
いくつかの例を見てみましょう
1.現金を銀行より200円借り入れた。
仕訳 借方 (現金) 200 貸方 (借入金) 200
2.商品を100円で仕入れ、現金で支払った
仕訳 借方 (仕入) 100 貸方 (現金) 100
1.では資産の増加(借方)は現金で、負債の増加(貸方)は借入金です。
2.では資産の増加(借方)は仕入で、資産の減少(貸方)は現金です。
3.買掛金300円を現金で支払った。
仕訳 借方 (買掛金) 300 貸方 (現金) 300
4.交通費500円を現金で支払った。
仕訳 借方 (交通費) 500 貸方 (現金) 500
3.では負債の減少(借方)は買掛金で、資産の減少(貸方)は現金です。
4.では費用の発生(借方)は交通費で、資産の減少(貸方)は現金です。
5.商品を200円で販売し、現金で受け取った
仕訳 借方 (現金) 200 貸方 (売上) 200
6.現金1,000円を元入れとして開業した
仕訳 借方 (現金) 1,000 貸方 (資本金) 1,000
5.では資産の増加(借方)は現金で、収益の発生(貸方)は売上です。
6.では資産の増加(借方)は現金で、純資産の増加(貸方)は資本金です。
6.はめったに問題としては出ませんが逆のパターンの引出金として問題に出されることがあります。
7.持っている有価証券の利息日が到来し、利息50円を受け取った。
仕訳 借方 (現金) 50 貸方 (有価証券利息) 50
7.では資産の増加(借方)は現金で、収益の発生(貸方)は有価証券利息です。
7.は有価証券の利息(クーポン)という表現で出題されます。現金の実際高を求める仕訳や精算表での未処理事項として出てくることが多いです。簡単なので取っておきましょう。
分からない勘定があれば、コメント頂けば対応します。
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